
あの家に暮らす四人の女 -三浦しをん 著|中公文庫|中央公論新社
最近、三浦しをんさんの本が好きでよく読む。
最初はエッセイだった。
独身で、そこを恥じることなく、第一線で働く女性に憧れのような気持ちがあるのか。
エッセイでも、フットワークの軽さ、自由な表現の仕方がとても好きだった。
何よりクスっとくる表現が多い。言い回しが天才的。
語彙力、表現力とはこのことか、と唸らせる文章だと思う。
今回読んだ本は、同居している独り身の4人の女性の話である。
私は今の彼と別れてしまったら、次はもう結婚まで頑張れる自信がない。
だからもう仕事があればいいや、独身でもいいや、猫なり犬なり飼おう、と思っている。
もちろん今の彼とずっといれればいいのだが、うーん、どこか現実的ではない。
いつか喧嘩別れするかもしれない。特段の理由なく、いつかなんとなく疎遠になってしまうかもしれない。けれど「いつか」の未来を恐れて、夢を見るのを忘れてしまったら、おとぎ話は永遠におとぎ話のままだ。
〜中略〜
夢を見ない賢者よりは、夢を見る馬鹿になって、信じたい。体現したい。おとぎ話が現実に変わる日を。
私が主人公のおとぎ話。私が信じてあげないとね。
いい本でした。