2023年末、ついにマンション契約をしました。
神奈川県の市中病院勤務のアラサー女医ですが、私個人の名義で購入しました。
この記事は・・・
対象:今後、マンション購入を検討しているすべてのかた。特に女性および医療従事者。
内容:時期・きっかけ・購入の際に重視したことなど
をまとめています。
※投資目的の購入ではありません!
※長くなってしまったので2回に分けました。①は精神的なもの、②は具体的な条件について書いています。
マンション購入を決意した時期
本格的に考えたのは2023年の夏頃です。
後期研修を修了する年でした。
後期研修医後の勤務先が決まり、今後長く住む場所を決める一つのタイミングではありました。
初期研修〜後期研修中は、
- 研修のため勤務地が短期間で変わる(僻地研修や基幹病院以外での研修が必須)
- 研修終了後、勤務地が変わる可能性がある
- 節目で大きなライフイベントがあることが多い(結婚・出産など)
ということもあり、賃貸のほうが何かと身軽で良いと思います。
私自身も、当初は研修終了後、元夫と同居する予定でした…(後期研修中に離婚)
購入を決めた、4つのきっかけ
人生のテーマができた
これまでは、ぼんやり
「医者として働けてればいいか」
と思っていました。
しかし、休職を経験したことや働き方改革の流れから、
「医師が働きやすい環境とは何か」
「持続可能な組織・持続可能な医療とは何か」
ということについて考えるようになりました。
日本全体が抱えるテーマかと思います。
日本を変えることは無理でも、自分の組織ではどうでしょうか。
今いる環境で、地に足つけて、人生かけて実現していきたいテーマができました。
帰りたくなる家を作りたい
学生の頃からずっと「仕事人間」でした。
働き始めてからは、大袈裟ではなく「家は寝るためだけ」に帰っていました。
言い換えればオンオフができない人間でした。
長い目で見れば非効率的でしたし、パフォーマンスも悪く、なにより、いわゆる「バーンアウト」を経験し、休職していた時期もありました。
「仕事人間」では私の実現したいテーマには辿り着けないと、気づきました。
そのためにはプライベートも充実させる必要があります。
離婚も経て、今は一緒に暮らしてくれる彼ができました。
彼と自分のために、帰りたくなる家を作ろうと思いました。
今の賃貸アパートが狭い
同じ職場(医者ではない)のかたとお付き合いしています。
昨年5月頃からもともと私が一人で住んでいた賃貸アパートに一緒に住むようになり、10月からは住民票もうつし同棲生活をしています。
正直、二人で住む分にはまったく問題ありません(笑)
快適さや楽しいことを求め始めたら、時間とお金はいくらあっても足りません。
人によっては、好きな車、旅行やその他の趣味のほうが価値が高いと考えるかもしれません。
一番大事なのは自分自身の価値観です。
私達カップルは生活が不規則なこともあり、「家」で二人で楽しく過ごす時間がより大切でした。
また、シフト勤務の彼と、当直制度のある私だと昼夜のリズムがあわないこともあるため、リビングとは別に、勉強部屋や寝室があるといいなと考えていました。
賃貸はもったいない?
一緒に住む人もできたし、もっと大きな家に住みたいなあ
家賃を払い続けるのはもったいないって聞いたし、ここは一つ、マイホームだ!
ある程度将来が見据えられるようになると、今度は賃貸にするかマイホームにするか、という問題に誰しも直面すると思います。
これに関しては、どちらが正解かは「その人の価値観次第」ということにつきます。
私は最初は、賃貸はお金を払うだけで、資産としては残らないため、「もったいない」と思っていました。
しかしマイホームはたしかに資産として保有できるものの
などのデメリットも多くあります。
賃貸でもいい物件はたくさんあります。
なにより身軽です。
マイホームを買うべき人の条件は色々あると思いますが、一番大事なのは
「自分がどれだけマイホームを持つことにこだわりがあるか」
どうかだと思います。
私は将来的には、今の彼と一軒家をもちたいと思っています。
ただ、今のところ、二人で住む予定しかないことを考えると、いきなり一軒家はハードルが高すぎます。
一方で、将来マイホームを持つのであれば、できるだけ早く住宅ローンを組んでおけば、人生設計がしやすいと考えました(もちろん相応のリスクなどはありますが)。
そのため、まずはマンションを買い、必要時に住み替えることとしました。
もちろん、今回買うマンションが終の住処としても良いくらいの気持ちで、という前提で物件を探しました。
そんなわけで、マイホーム購入する決意ができました。
念を押しておきたいのは、
「ある程度安定した家庭がある人間はマイホームを持つべき」
といった考えは、今はもう重要ではない、ということです。